燃え殻さんと山中崇さんとカレー
作家の燃え殻さんと俳優の山中崇さんとの食事会があった。山中さんとは定期的にサウナ→インド料理の会をやっていて、そこに燃え殻さんをご招待しようという主旨。なぜ大塚かというと大塚には優れたインド料理店が多い。まずは行きつけのサウナ、ニュー大塚前にて雨の中待ち合わせ。傘を差した燃え殻さんが不安そうな表情でこちらに歩いてくる。「僕サウナほぼ初めてなんです」という燃え殻さん。ニュー大塚は昭和からある老舗のサウナにしては珍しく男女のサウナがあって…と店のことを話しているとほどなく山中さんが合流。

マンションの一階にある。ニュー大塚が好きで住みたくて一度家賃を調べたことがある

銭湯とサウナが同じ敷地に別に存在する稀有な場所
店に入って番台の若女将とお話をする。若女将は「サ道」も観てくださっていて、新作のこと、蒸くんのことなどを雑談。女性用サウナはバブル期のお姉さま方が多かったが、最近は代替わりして若い女性のお客さんが多くなったとのこと。若女将との雑談もここに来る理由のひとつ。1,200円を支払い、タオルとガウンのセットが入った手提げを受け取り、サウナ室へと向かう。
サウナ初心者の燃え殻さんにつきっきりでサウナをご指南。まずは、並んで整髪料や汗を洗い流す。その後、サウナ室へ。暖かい空気は上に昇るので、上の段ほど熱く、下の段ほどぬるい。だからサウナ室に入ったら自分好みの温度帯を見つけてそこに座るのが鉄則。今回は一緒にふたり並んで下段に座る。
横を見ると燃え殻さんは不思議そうにサウナ室を見回しながら、じっとしていた。数分経つと「意外と平気かも」と少し嬉しそうな表情をする。ここのサウナ室はそこまで高温ではないので、下段であれば割と長い時間入っていられる。少しずつにじみ出る汗を感じる。気持ちがいい。
結局二人で8分もいた。そして汗をシャワーで流し目の前の水風呂へ。チラー(冷却装置)の入っている水風呂は17℃くらいでひんやり冷たく、サウナ後の火照った心身をクールダウンさせてくれる。タオルで水滴を拭いて休憩所へ。休憩をしながらぼーっとしていると、横の燃え殻さんの表情が徐々に和らいでいくのがわかる。
2セット目。燃え殻さんはなんと10分もサウナ室にいた。ていうか、何なら僕の方が早くサウナ室を出た。水風呂、休憩を繰り返し〆の風呂へ。風呂につかりながら。「ストレスが流れていくのが分かる!」とサウナの良さを開眼してくれたようだった。なんだか子供が自転車に初めて乗るときの親の感覚、後ろで押さえていた手を途中で放す、あの感覚。ようこそサウナのある世界へ。燃え殻さんから「一人でサウナに行けたよ!」という報告を待ちたい。なんだか、自分も初心に帰った気がする。人に教えることでサウナの良さを再確認できた良い時間だった。